まるで絵画の世界!
モネの庭で 絵画の世界に旅をする
RITSUKO NISHIZAWA 写真展
写真展開催までのストーリー
絵のような
写真展です!

写真展のたび、「絵ですか?」と9割の人から質問される私です。
入り口に「写真展」と掲げてあるんでありますが。
キャンパスにプリントしている作品が多いからかもしれません。
photographの語源は「光の絵」。
たぶん、私は写真を撮りたいというより、
カメラで絵を描きたいのだと思います。
色に反応し、
インスピレーションのままにシャッターを押している私が
一番刺激をもらっているのが、モネの絵。
色彩表現を見るたびに恍惚感をおぼえます。
そのモネがこよなく愛したジヴェルニーの庭にも二度訪れ、
彼の想像の源泉となったその庭で
私も作品づくりを楽しみました。
その庭を再現した庭が、2000年に開園した
高知、北川村「モネの庭」マルモッタン。
過疎化が進む中、新しい道を模索していたこの村は、
工業団地誘致という構想から180度転換し、この庭を造りました。
花や庭の美しさに加え、次世代のために極力農薬を使わない庭として。
さて今回、その高知・モネの庭で
写真展を開催することになった私RITSUKOですが、
10ヶ月の自費研修で訪れたカナダの
自然や人々のライフスタイルに惹かれ、
18年間の教師生活にピリオドを打ち、カナダに移住し、
フォトグラファーとして歩き始めたのでした。
6年後、日本に拠点を移し、世界のさまざまな国を旅しながら、
写真集を出版し、日本各地で写真展を開催。
そんな中、昨年ハウステンボス美術館で開催した写真展で、
モネのトートバッグを肩にかけ、
ジヴェルニーの庭の作品をじっと見入る
ひとりの女性と出逢ったのでした。




「モネがお好きなんですね」
「はい、大好きなんです。私、高知から来たんですが、
高知にもモネの庭があるんですよ!私、そこのメンバーで」
「わー、一度行きたいって思っている場所です!」
「ぜひ高知へ来てください。モネの庭を撮りに」
「せっかくなので、写真展なんかもできたらいいですね!」
その2ヶ月後、RITSUKOは初めての四国上陸を果たし、
高知のモネの庭を訪れ、
写真展開催が実現することになったのでした。
世界にふたつのモネの庭。
それをつなげてくれた真知子さんとの出逢い。
そんな不思議なご縁で
この写真展が開催できることを心から感謝しています。